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全国都市監査委員会


 長野県 伊那市(いな)

 平成18年3月31日、伊那市、高遠町、長谷村が合併し新「伊那市」となりました。以下、新市の概略について紹介させていただきます。
 本市は長野県の南部に位置し、総面積は667.81km2、東西の長さが37.2km、南北の長さが44.7kmで県内3番目の面積となっています。また、人口は73,824人、世帯数は26,522世帯(平成18年4月1日現在)で県内7番目となっています。
 中央・南アルプスの山々をはじめとする豊かで美しい自然景観に恵まれており、最高地点で海抜3,052m、最低地点で590mと大変起伏に富んでいますが、近年は大きな災害もなく、大変暮らしやすいところです。
 観光面では、桜で有名な高遠城址公園があります。春になると、公園内には約1500本のタカトオコヒガンザクラが咲き誇り、大変な賑わいをみせています。市の西には、いちご園やそば打ち体験、乗馬体験、温泉などが楽しめる「みはらしファーム」があります。また、南アルプスのふところを行く南アルプス林道は、南アルプス国立公園の深い原生林の中を横断する道路で、最も近くでアルプスの自然に接することができます。名物料理や珍味も多く、マトンの肉を使った焼きそばとラーメンの中間のような「ローメン」や、卵とじではなく、独特の甘めのソースで味付けをした「ソースカツ丼」はその代表格ですので、お越しの際は是非一度お試しいただければと思います。平成18年2月には、伊那地方と木曽地方を結ぶ権兵衛トンネルも開通し、人や文化の交流も期待されています。
 産業面では、工業においては、電気・機械・精密・食品工業を中心に発展をしていますが、市内には工業に適した用地も豊富であることから、近年は優良企業の誘致にも力をいれています。農業では、三峰川と天竜川によって作られた段丘や平地を中心に稲作が盛んに行われていますが、野菜や果樹、酪農や花の栽培も盛んに行われています。
 以上、新市を紹介させていただきました。新市の基本構想、基本計画等は今後策定をしていく予定でが、元気で活力に満ちた、安心して暮らせる快適なまちづくりをめざして頑張っていきます。