本部通信
全国都市監査委員会

 茨城県 鉾田 (ほこた) 市
鉾田市 平成17年10月11日に、茨城県鹿島郡にあった旭村、鉾田町、大洋村が合併して、人口約5万2千人の鉾田市が誕生しました。本市は、茨城県鹿行地区の最北部から中央部にかけて位置し、県都水戸市、筑波研究学園都市、鹿島港まではいずれも30km圏内、首都東京まで90km圏内にあります。面積は203.90平方キロメートル(旧旭村53.80平方キロメートル、旧鉾田町106.47平方キロメートル、旧大洋村43.63平方キロメートル)で、県面積(6,095.62平方キロメートル)の3.3%を占めています。
 地勢的には東の鹿島灘に沿って位置し、水と緑に囲まれ、北は涸沼、南は北浦に接し、その内陸部のほとんどは平坦地となっています。この平坦な地形と温和な気候を活かした農業が基幹産業であり、平成17年の農業産出額は約533億円で、県内でトップ、全国で第3位を誇っています。特にメロンの産出額は約112億円で国内第1位となっています。ほかにもイチゴ、スイカなどの果実や、トマト、甘藷(さつまいも)といった数々の農産物が特産品として出荷され、多くが首都圏の消費者のもとに届けられています。
 全長約16kmに達する海岸線は、県営鹿島灘海浜公園となっており、県内外からの多くの観光客が訪れます。
 自然から大きな恵みを受けて栄えてきた本市ですが、最近は市の内外で交通基盤の整備が進み、新たな発展を見据えるようになりました。現在、市内にインターチェンジの建設が予定されている東関東自動車道水戸線が着工されました。また、本市に隣接した自衛隊百里飛行場では、平成21年度の民間との共用を目指し、工事が進められています。
 今後は豊かな自然との共存、人々の生命を支える農業、そしてその交流の輪が生き生きとした人材を育てる、「いのちとくらしの先進都市」をまちづくりのテーマとし、だれもが主役となるまちづくりを目指します。

 【市章】
 朝日が昇る様子をモチーフに、人と豊かな自然環境の調和を図り、街が大きく発展していく様子を表しています。青は水資源、緑は大地を表し、波形は「人と自然の調和」を表現しています。