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全国都市監査委員会

 福岡県 糸島(いとしま)市
 平成22年1月1日に、前原市と糸島郡二丈町、志摩町が合併し、「糸島市」が誕生しました。人口は100,759人(平成22年1月末現在)、面積は216.12㎢で、福岡県西部の糸島半島に位置し、市の北側には玄界灘に面した美しい海岸線が広がり、南側には背振山系の山々が連なっています。そして、それらの中間部には糸島平野と呼ばれるなだらかな田園地帯が広がり、JR筑肥線と国道202号沿線を中心に市街地が形成されています。
 糸島市は、福岡市の中心部天神からJRまたは車(西九州自動車道前原IC利用)で所要時間約30分のところにあり、博多駅や福岡空港にも直通でアクセスできるという交通の利便性が高い地域です。
 歴史的には、中国の歴史書「魏志倭人伝」に記されている「伊都国」があった地でもあり、大陸との玄関口として古くから文化が栄え、農耕が営まれ、さまざまな史跡・遺跡などが今なお各所に残されています。中でも、平原遺跡で出土した日本最大の銅鏡「内行花文鏡」(直径46.5cm)をはじめとする出土品群は国宝に指定されています。
 産業分野では、都市近郊型の農業を特徴とした農林水産業が盛んで、地元でとれた農畜産物や海産物は、安全・安心で新鮮なおいしい「糸島ブランド」として定着しており、市内各所にある直売所には福岡市をはじめ県内外から多くの人たちが訪れます。
 また、市の北東部には九州大学伊都キャンパスがあり、九州大学との連携・交流を図りながら、学術研究都市づくりを積極的に推進しています。
 市内の海岸線は玄海国定公園に指定されており、「日本の夕日百選」に選ばれた桜井二見ヶ浦、名勝奇岩として全国的に有名な芥屋の大門、美しい白砂青松の海岸線を有した幣の浜や九州で唯一の鳴き砂海岸である姉子の浜があります。また、糸島のシンボル的存在として、古くは万葉の歌にも詠まれ「糸島富士」とも呼ばれる可也山や、背振山系の山々からの水をたたえた白糸の滝や千寿院の滝など多くの名勝があります。
 海や山のレジャースポットとして、また、各種工芸家の工房めぐりや、遺跡・文化財などをめぐる歴史探訪のドライブコースとしても糸島の魅力を楽しむことができます。

 市章について
 「糸島市」の「いと」の文字をデザイン化。「い」の文字の青色と緑色で海、山の自然を、「と」の文字の赤色で人の形をデザインし、人もまちも元気な「新鮮都市」を表しています。