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全国都市監査委員会

 栃木県 栃木(とちぎ)市
 栃木県南西部に位置する栃木市、大平町、藤岡町、都賀町が平成22年3月29日に合併し、南北約32.5km、東西約22.3km、面積252.83k㎡、人口約14万2千人の新栃木市が誕生しました。
 本市は、関東平野の北部に位置し、鉄道でも高速道路でも東京から約1時間の距離にありますが、JR両毛線と東武線が市の中央部で交差するほか、南北に走る東北自動車道に佐野藤岡ICと栃木ICの2つのインターチェンジを有するなど、たいへん交通の便に恵まれております。
 さらに平成23年に全線開通予定となっている北関東自動車道が東西に延び、市の北部にある都賀ジャンクションで東北自動車道と繋がっており、東西連携の拠点としての機能も高まっております。
 気候は温暖で、従来の稲作のほか名産であるいちごやブドウなどの栽培も行われるなど農業が盛んでありますが、市の中心部を流れる巴波(うづま)川には市のシンボルとなっている沢山の鯉が泳ぎ、その両岸にはかつて江戸との舟運で栄えた名残りでもある蔵が立ち並び、明治時代の一時期に県庁が置かれたこともある歴史ある町並みと相まって観光名所となっており、毎年多くの観光客の方々に訪れていただいております。
 また、市の中央部にある大平山と錦着(きんちゃく)山は桜・あじさい・つつじが有名で、シーズンになると遠方から多くの方々が訪れるとともに、市民の身近な憩いの場所として親しまれております。
市の南端には群馬・埼玉・茨城の3県にもまたがる広大な渡良瀬遊水地があり、そこには絶滅危惧種に指定されている生物をはじめとして貴重な動植物が生息しております。近年ではその豊かな自然環境を生かして様々なスポーツやレクリェーションが行われているほか、イベントの会場としても利用されております。
 現在は、新市としてスタートしたばかりですが、今後は、これまでの1市3町の歴史を重んじながら、自然・歴史・文化が息づく、生活者にやさしいまちの実現を目指してまいります。