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全国都市監査委員会


 新潟県 糸魚川市(いといがわ)

糸魚川市 平成17年3月19日、糸魚川市と西頸城郡能生町、西頸城郡青海町が合併し、新糸魚川市が誕生しました。
 糸魚川市は、新潟県の西南端に位置し、西は富山県、南は長野県と接しています。市域の北は日本海に面し、上信越高原国立公園、中部山岳国立公園の2つの国立公園、久比岐県立自然公園、親不知・子不知県立自然公園、白馬山麓県立自然公園の3つの県立自然公園があり、海と山が同居する地域で、その自然の中に広がる景観、海産物、温泉、美味しい水と空気など自然の恵みに満ちています。
 また、日本列島を二つに分ける大断層糸魚川−静岡構造線の上にあって、東西日本の接点ともいえる位置にあります。この地理的な条件は、古代から自然・文化・交通などいろいろな面でこの地域を特徴づけてきました。
 フォッサマグナを境界として、地殻がぶつかり合ってできた日本アルプスは、日本の屋根ともいわれ、本州を二つに分けてそびえ立っています。この山脈が日本海に落ち込むところが、天険として知られる親不知です。
 文化の面でも東日本と西日本の境界として独特の位置を占めています。その1つとして、糸魚川の言葉は、言語学的・方言学的にみて、東と西の境界線上にあって独特の位置をしめるものとして研究者から注目を集めてきました。
 交通においては、加賀百万石として知られる前田家参勤交代の道筋にあたり、宿場町として栄えました。また、古くから信州内陸部へ塩を送り出す拠点としての役割も果たしてきました。往時をしのばせる塩の道は貴重な遺産として一部が国史跡の指定を受けています。
 長い歴史と四季折々の表情、それにあたたかい越後人の人情に育まれた糸魚川市は、ますますの発展を目ざし、歩みつづけていきます。

市章
 糸魚川市の「糸」の文字をモチーフにさわやか、すこやか、輝きのまちを2つの輪(和)で表すとともに交流都市を表現し、市民を中心に行政・企業の3つの柱が力をあわせ、「糸魚川市」を元気いっぱいの明るい都市づくりに向かっていく姿を描いています。