本部通信 トップページへ戻る
全国都市監査委員会


 宮城県 栗原市(くりはら)
  平成17年4月1日、築館町、若柳町、栗駒町、高清水町、一迫町、瀬峰町、鶯沢町、金成町、志波姫町、花山村の10町村(旧栗原郡)が合併し「栗原市」が誕生しました。
 栗原市は、宮城県の内陸北部に位置し、面積の8割近くが森林や原野、田畑で占められた岩手・秋田両県に接する自然豊かな田園都市です。面積804.93平方キロメートル・人口82,588人(平成17年3月末現在)と、肥沃な大地に加え、東北自動車道の2つのインターチェンジと東北新幹線の駅を持つという、高速交通体系にも恵まれ、大学が設置され、さらには先人が築き上げた歴史や文化、自然豊かな「国定公園栗駒山」、ラムサール条約指定の野鳥の宝庫「伊豆沼・内沼」をはじめとする観光資源など、緑濃く水清き豊かな自然環境を有する、魅力あふれる地域であります。

【栗原市の変遷】
 古くは、旧石器時代までさかのぼり、市内各地に遺跡が残っています。古代には中央集権が進出し、伊治城が置かれました。
 その他、中世には豪族の居館が数多く築かれ、今でも居館跡の調査が行われています。
 近世藩政期になると奥州街道が整備され、高清水・築館・宮野・沢辺・金成・有壁などに宿駅が置かれました。特に有壁には本陣が置かれ、現在でも当時の様子がうかがえます。また、花山には伊達藩と久保田藩を結ぶ街道に、旅人や荷物を厳しく検査するための関所が置かれ、今でも「仙台藩寒湯番所跡」がたたずんでいます。
 明治に入ると、栗原県がおかれ幾多の変遷を経た後、明治9年に宮城県に編入されました。同22年市町村制の施行に伴い、市内のあちこちで、村の合併が行われました。
 その後、大きくなった村々は、町になるところも現れ、昭和30年ごろの昭和の大合併により、栗原市の前身である栗原郡10町村がそれぞれ誕生し現在に至っております。

【栗原市の名産・特産】

米(ひとめぼれ)、地酒、牛肉等

【観光】

栗駒山、伊豆沼・内沼、細倉マインパーク、金成温泉金成延年閣、温湯温泉温湯山荘等

【郷土出身者】

菅原 文太(俳優)、宮藤 官九郎(脚本家、構成作家、俳優)、三浦 明博(小説家、コピーライター)、みなみ らんぼう(シンガーソングライター、エッセイスト)、高山 広(俳優、劇作家)、高島 大造(元関脇高望山)、故 白鳥 省吾(詩人)、故 姫神(星 吉昭、音楽家)