【新市誕生】
　世代を越え、多くの人々に親しまれている作家と言えば「雨ニモ負ケズ」で知られる宮沢賢治。その故郷が我がまち花巻市です。
　平成18年１月１日。花巻地方４市町（花巻市、大迫町、石鳥谷町、東和町）が合併し、賢治の想い描いた理想郷「イーハトーブ」として新たなスタートを切りました。

【概要】
　総人口10万6,000人余、総面積は908.3km²の花巻市は岩手県の中央部、西に奥羽山脈、東に北上高地の山並みが連なる肥沃な北上平野に位置しています。

【岩手の玄関の役目担う】
　岩手県の空の入り口である花巻空港、東北新幹線、東北自動車道並びに東北横断自動車道の高速交通のインフラに恵まれており、岩手の玄関として、観光客はもちろん、農産物等の出荷においても好条件を活かして全国に花巻ブランドを発信しています。

【多彩な地域資源】
　市内の中ほどを流れる北上川、早池峰国定公園、花巻温泉郷県立自然公園を始めとし、豊かな自然と豊富な湯量を誇る温泉群が自慢です。
　文化面では宮沢賢治（作家−旧花巻市出身）、萬鉄五郎（近代絵画−旧東和町出身）など世界的に知られる先人を輩出し、神楽や鹿踊り等の地域の生活の中から生まれた郷土芸能も数多く伝承されています。
　また、卓越した技能で名が知られる南部杜氏、さき織りやホームスパン等、国内外に誇る優れた産業技術が自慢です。

【岩手No1の地域資源】

□東北有数のいで湯
　東北でも有数の温泉地として知られる花巻温泉郷、北上山系に湧き出る東和温泉、マイナスイオンを豊富に含むひまわり温泉など多くの温泉ファンを満足させています。
□高山植物の宝庫
　大迫町の早池峰山(1,917m)は北上高地の最高峰。高山植物の宝庫として、ユネスコ世界遺産登録候補地にも挙げられています。
また、地域に伝承される早池峰神楽は昭和51年国重要無形民俗文化財第１号指定されています。
□日本最大の酒造り技能
　石鳥谷町の南部杜氏は、丹波、越後と共に日本三大杜氏の一つであり、日本最大級の杜氏集団です。
　古くから伝わる酒蔵を解体復元した南部杜氏伝承館で、酒造用具、南部杜氏の歴史と酒造りに触れることができます。
□日本一の一本彫成仏
　東和町の兜跋（とばつ）毘沙門天立像（国指定重要文化財）は高さ4.73メートル。ケヤキ一本彫の成仏としては日本一のものです。

【新市の基本目標】
　�@ 美しい自然と地域で、みんなが快適に暮らせるまち
　�A 地域社会のふれあいで、みんなが安心して暮らせるまち
　�B 多様な文化と交流で、みんなが輝き豊かなこころを育むまち
　�C 技術と知恵の連携で、みんなが豊かさを実感できるまち

【新市章の説明】
　新市キャッチフレーズ『早池峰の風薫る安らぎと活力に満ちたイーハトーブはなまき』に基づき、新市を中央に４つの地域が力を合わせる姿をイメージしたもので全国公募により決定されたものです。