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全国都市監査委員会


 静岡県 牧之原市(まきのはら)
  牧之原市は、平成17年10月11日、榛原郡相良町と榛原町の2町が新設合併し、誕生しました。平成の大合併としては、静岡県では14番目の合併により、菊川市に次いで、市として誕生しました。
 新市は、静岡県の中西部、駿河湾の西端に位置し、静岡市より約35q、浜松市より約45qの距離にあります。市域は、東西10.9q、南北20.3q、面積111.4km2であります。
 市北部には、日本一の大茶園であります牧ノ原台地が広がっています。市内には、萩間川・坂口谷川・勝間田川等が流れています。市域を国道150号・国道473号・東名高速道路が通り、相良牧之原インターチェンジが開設されています。新市の南部には御前崎港が位置し、北部には建設中の静岡空港が平成21年春の開港をめざして急ピッチで進められており、「陸・海・空」の交通ネットワークが形成された産業面を中心に活力あるまちづくりが期待できる市であります。
 平成17年の国勢調査による新市の人口は、50,643人、世帯数15,468世帯となっています。牧ノ原台地を中心に生産される茶は基幹作物として、農業産出額の大半を占め、荒茶生産量では日本一となっています。恵まれた自然条件や地理的条件を活かし、水稲、温室メロン、イチゴ、レタス等も栽培されています。また、シラス船引網や一本釣等の沿岸漁業も営まれています。
 工業は、積極的な企業誘致を進めた結果、自動車関連・電気関連等の大手企業が立地し、さらに市内に2カ所の工業団地が整備されており、誘致企業を始めとする事業所が立地しています。
 本市は豊かな自然や歴史資源に恵まれており、緑溢れる広大な牧ノ原台地、駿河湾に沿った海岸線は遠浅で海水浴に適していることなど観光資源も豊富にあります。また、公園・温泉・郷土資料館・ゴルフ場等の観光レクリェーション施設も多数整備されており、年間約170万人が訪れています。
 新市の将来像は、基本理念を「幸福実現都市」、将来像を「ふれあい、ビタミン、あいのまち」〜うみ、そら、みどりと共に生きる〜とし、将来像を具体化するテーマとして、

@ みんなが主役、想いが実現するまち
A 支えあい学びあう幸せのまち
B 知恵や技術を活かした活力あるまち
C うみ、そら、みどりと共生するまち

の4つを揚げています。
 新市は、美しい海・青い空・緑の大地と固有の歴史文化に恵まれた地域であるとともに、港・空港の機能強化に伴い、国内を初めアジア太平洋地域との交通・交流の条件が整い、産業の発展と生活の利便性の向上が期待できることから、牧之原市に住む住民一人ひとりがそれぞれの価値観に応じた「しあわせ」を実現できる「幸福実現都市」をめざし、市民協働によるまちづくりを進めています。