本部通信 トップページへ戻る
全国都市監査委員会


 高知県 香美市(かみ)

香美市 「香美市」は、平成18年3月1日、土佐山田町、香北町、物部村の2町1村が合併して誕生しました。
 本市は、剣山国定公園を含む四国山地中東部から高知平野北東域にまたがる面積約538km2、人口約29,698人(平成18年6月1日現在)の市です。市内各地で確認される縄文・弥生時代の遺跡が示す通り、清流物部川を中心に人・物の交流が古くから行われ発展してきた歴史を持ちます。物部川の源流域から中流域までの豊かな自然の恩恵を受けると同時に、高知市から約15.40qに位置しJR土讃線土佐山田駅を主要駅に持つ交通の便の良さと、県の空の玄関・高知龍馬空港や四国横断自動車道南国ICに隣接し岡山、京阪神、東京まで最短1から2時間という広域交通網にも恵まれています。
 地形的には平野部が約1割程度、残りは概ね1000〜1800mの高峰がそびえる典型的な中山間地域であり、主な産業は一次産業(農業・林業・漁業)です。特産物としては、柚子、米、やっこねぎ、にら、しょうが、おくら等があり、土佐打刃物、フラフ製造(染色)といった伝統産業も受け継がれています。
 また優れた観光資源も有し、桜の名所・鏡野公園(日本の桜百選)や、轟の滝(日本の滝百選)、紅葉で名高いべふ峡などの他、アンパンマンミュージアムといった全国的にも集客力の高い施設があります。さらに物部川流域はアメゴ、アユの県内有数の釣り場であり、カワセミ、ホタルの観測地としても知られていることから、四季を通じて日本各地から人が訪れます。
 本市は、全国の他の中山間地域と同様に、過疎問題、産業問題など様々な課題を抱えています。しかし、県の産官学の柱・高知工科大学や高知テクノパーク、また若手アーティストの集う土佐山田美術館など、産業あるいは学術文化活動の中心となり地域の活性化を促す可能性を秘めた資源も存在しています。それら新しい力と、もともと有する豊かな自然環境や住民力など地域の力との相互連携を進めていくことで、これからの時代の自立した中山間地域のあり方を見いだし、誰もが暮らしやすいまちづくりをめざしていきたいと考えています。

香美市章について
 このデザインは、香美市の「カミ」の文字をモチーフにして、新市の豊かな自然環境と未来に向かって躍動する「人」の姿を併せてデザインし、市の基本理念『 輝き・やすらぎ・賑わいをみんなで築くまちづくり 』を象徴的に表現しています。