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全国都市監査委員会


 栃木県 日光市(にっこう)

日光市 平成18年3月20日、今市市(いまいちし)、日光市(にっこうし)、藤原町(ふじわらまち)、足尾町(あしおまち)、栗山村(くりやまむら)の5市町村が合併し、人口約9万6千人の「日光市」が誕生しました。
 日光市は、栃木県の北西部に位置し、群馬県、福島県に接し、総面積は約1450平方キロメートル、県土のおよそ4分の1を占めるという広大な面積を誇り、全国でも3番目の広さとなります。
 地形上の特徴として、北部から南西部にかけて市域の大部分を占める山地、南部には大谷川(だいやがわ)により形成された今市扇状地(平地)があげられます。標高は、一番高い白根山(しらねさん)が2577メートル、一番低い行川(なめがわ)の谷で約200メートル、その差は約2380メートルにもなり、この標高差が当市の自然環境や気候を特徴づけています。
 「日光らしさ」を端的に表現しますと、多様な自然資源、歴史を語る文化資源や産業資源、良質な温泉資源です。
 多様な自然資源としては、平成17年にラムサール条約登録湿地となった「奥日光の湿原」、高山植物の宝庫である「鬼怒沼湿原(きぬぬましつげん)」、渓谷美を誇る「鬼怒川(きぬがわ)」「渡良瀬川(わたらせがわ)」、ふるさとの風景が残る「里地の景観」などです。
 歴史を語る文化資源、産業資源としては、平成11年に世界遺産(文化遺産)に登録された「日光の社寺(しゃじ)」、国の特別天然記念物と特別史跡の二重指定を唯一受けている「日光杉並木街道(すぎなみきかいどう)」、日本の近代化を支えた産業遺産である「足尾銅山施設(あしおどうざんしせつ)」などをあげることができます。
 良質な温泉資源としては、全国有数の温泉地である鬼怒川温泉をはじめ、川治(かわじ)温泉、湯西川(ゆにしがわ)温泉、奥鬼怒(おくきぬ)温泉郷など、多くの人々に愛されている温泉地があります。
 そのような中で、日光市の目指す将来像『四季の彩りに 風薫る ひかりの郷』の実現に向け、先にあげた地域資源を活用し、そのネットワークを図りながら、さらなる観光の振興、産業の振興を図ることが期待されています。
 同時に、生まれたばかりの「日光市」ですが、1つの市域としてそれぞれの地域特性や個性を互いに尊重し合いながら、「日光市」としての一体性を早期に確立し、市民の誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるまちづくりを目指しています。
日光市HP(http://www.city.nikko.lg.jp/)
【市章について】
 日光市の頭文字"N"を円形に5つ配し、5市町村をイメージ。
 日光が輝く様で、「ひかりの郷」を描きました。花の様で「四季」、動きで「風」を表し、新市の躍進と発展を願いました。