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全国都市監査委員会


 兵庫県 たつの市(たつの)

たつの市 たつの市は、平成17年10月1日に龍野市、新宮町、揖保川町そして御津町が合併したことにより誕生しました。
 本市は、兵庫県南西部の西播磨地域に位置し、市域の北部は山地が広がり、南部は瀬戸内海に面し、揖保川が市域を南北に貫くように流れ、面積は210.93km2、人口82,806人となっています。
 気候は、年平均気温が約15度、年平均降水量は1.200mm〜1.300mm程で、全体として温暖で雨が少ない瀬戸内式気候の特徴を表しています。
 たつの市は、市の中心を流れる揖保川の豊かな自然とともに歴史を刻み、発展してきた旧1市3町の生活と文化を共有する市域となっています。
 また北部の山々や原生林・鶏籠山の豊かな緑、瀬戸内海国立公園にも属する関西屈指の遠浅海岸・新舞子浜など海と山の自然資源に恵まれ、国指定史跡の新宮宮内遺跡、国指定重要文化財の加茂神社、さらに龍野城と脇坂藩5万3千石の城下町に連なる武家屋敷など古い町並み、江戸時代に海の宿駅として栄えた室津港など豊富な歴史的遺産を有しています。
 温暖で少雨な瀬戸内式気候、地元の麦と赤穂の塩が創り上げた手延素麺や醤油醸造、歴史のある皮革産業といった地場産業が発達する一方、ハイテク産業も育っています。
 また南北に長い地形の気候風土を利用した特色ある農業が盛んで、昼夜の温度差の大きい北部山間地では黒大豆栽培が盛んで、南部海岸部では大根と人参の国指定産地として大規模な栽培がされています。
 さらに施設利用農業として、トマトの水耕栽培や花き類の栽培、出荷がされており、また特色ある有色米「紫黒米」の栽培がされています。
 たつの市は古くから山陽道、筑紫大道や揖保川を利用しての水運など交通の要衝として発達しており、現在もJR山陽本線、山陽自動車道、国道2号線、250号線が山陽道を、JR姫新線、国道29号線、179号線が山陰とを結ぶ輸送路として交通軸が集中する地域となっており、交通機能を介した広域的なつながりと広がりを有する地域となっています。
 また市北西部に位置する播磨科学公園都市では世界最高性能の大型放射光施設をはじめ、学術研究機関が集積しており、国際的な科学公園都市を目指して整備が進んでいます。